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フッ・・・

第五十九話

伝染るんです

語り手:晧月 whWrESFW0

212 :晧月 :2006/08/12(土) 03:00:40 ID:whWrESFW0
「伝染るんです」
中学んときにスキー教室みたいのに参加したのね。
んで何日目だったか具合悪くなっちゃったもんだからスタッフのおねーさんに頼んで
ホテルに残らせてもらって、保健室用にとってある部屋の一つに連れてってもらったの。
文字通りおねーさんに手ぇ引かれるまんま、子供みたいに部屋の前まで。

んでいざドア開けて後について入ろうとしたら、開けるなりおねーさん
「この部屋は…やめよう。うん」とか何とか言ってそのままUターン。
その時おねーさん越しにこっち向いてベッドに腰掛けてる女の子が見えたから
「あ、先客がいたのか」って思ってその時は気に留めなかったんだけども。

でもあの時のおねーさんの言い方がなんとなく気になったんで後日他のスタッフさんに聞いてみると、
その日自分以外に保健室で休んでた生徒はいなかったという。
そんなはずはと思って自分が見たことを話したら、スタッフさんたちは顔を見合わせて、それからちょっと青い顔して教えてくれた。
なんでもそのおねーさんは霊感の強い人らしくて、ホテルに来たときから「ここは嫌な感じがする」とかなんとか言ってたんだそうな。
しかもたまに一緒にいる人にも「視える」ことがあるらしく、現にそのスタッフさんにも経験があったそうだ。

自分は霊感など微塵もないいわゆる「鈍感」なのだが、その時は彼女に直接手を握られていたのでさすがに視えたらしい。
百物語やってる今でも霊障の一つも確認できない自分の、唯一の幽霊話。

【完】


フッ・・・