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第四十話
火葬場の友達
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語り手:虎 UwBV6ZBN0
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142 :虎 :2006/08/12(土) 00:43:58 ID:UwBV6ZBN0
火葬場の友達 1/2
僕の体験です。
正確に言えば、僕の母親の体験になるかもしれませんが・・・・。
僕が、4,5歳の時の事です。
つまり、僕はあまり覚えてないのですが・・・。
その日は親戚の方の不幸があり、葬儀でした。
葬儀が終わり、火葬場に僕と母親も同行しました。
季節は秋で、その火葬場は山の中腹辺りにありました、
木々は紅葉して綺麗だったそうです。
ちょうど、その日には他に2,3組の火葬をしていたそうです。
一度火葬場に行った事がある人ならば分かると思いますが、
焼き終わるまで結構時間が掛ります。
その間、待合室で待つのですが僕も飽きたのでしょう。
僕が、いつのまにか待合室からいなくなったそうです。
それにきずいた母は、僕を探しました。
僕は、一人で中庭のベンチに座っていました。
芝生や池があり、明るい感じの場所だったそうです。
母はすぐに声を掛けようとしたそうですが、
僕は何か独り言を言ってたそうです。
母は、そばに寄りその内容を聞きました。
「○○ちゃんは、どこに住んでるのー?」
「なんで、汚い服着てるの?」
「病気なの?」
など、僕は話していたそうです。
母は、「そろそろ、行くよ。」
というと、僕は「○○ちゃん、じゃーね。」
と、言い誰もいない中庭にバイバイしてたそうです。
母は、気持ち悪くなりさっさとその場所から離れました。
143 :虎 :2006/08/12(土) 00:44:34 ID:UwBV6ZBN0
火葬場の友達 2/2
後から、母は僕に聞いたそうです。
「さっき、火葬場でだれかいっしょだった?」
すると、僕は、「うん、○○ちゃんだよ一人でお外にいたんだ、
なんだか病気みたいだったよ。それに泣いてたよ。」
母は、いっしょの時間に火葬していた方の遺影を思い出してまた気味が悪くなったそうです。
その遺影の方、僕と同い年ぐらいの可愛い女の子だったそうです
【完】
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