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第三十七話
昼寝
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語り手:キングケロニャン sVdBg0kC0
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130 :キングケロニャン :2006/08/11(金) 23:59:56 ID:sVdBg0kC0
1/2
『昼寝』
今はもうないけれど、昔はよく金縛りにあっていました。
そんな昼下がりの午後の出来事。
私はバイトに疲れ、昼寝をしていると金縛りにあいました。
「またか・・・」
結構頻繁に金縛りにあっていたので、慣れっこでしたし、
気合入れて思いっきり動いたら解けるので、今までは気にしませんでした。
そう・・・いつもはそう思うのですが、その日は違ったのです。
「何かが違う・・・怖い?」
そう感じました。明らかに奇妙な感覚で、恐怖で身体が縮こまってしまったのです。
「落ち着け」と自分に言い聞かせ、うっすらと目は明けるので、恐々と見ました。
私は仰向けに寝ていて、布団の横には本棚があり、本が見えました。
131 :キングケロニャン :2006/08/12(土) 00:00:55 ID:sVdBg0kC0
2/2
と、その瞬間私の顔を覗き込むように黒い何かが見えました。髪の毛です。
前髪が見えた瞬間ぎゅっと目を閉じました。怖くて目なんか開けられません。
すると今度は頬のあたりに生暖かい息が当たってきました。
それが頬の辺りから耳の方に移動した時気づきました。
何か・・・しゃべってる・・・?
ぶつぶつと何か耳元で仕切りに呟いています。
もう私は訳が分からず心の中で「南無阿弥陀仏・・・どっか言って下さい!!」
と叫んでいました。
それからどれ位か経ち、どうやら私は気を失っていたみたいです。
家には誰も居なく、誰か帰ってきた訳でもありません。
だいたい、私の寝てた頭の方はすぐ壁で、誰か覗き込もうとしても無理なんですから。
【完】
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