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第十八話
イヤホンの向こう側
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語り手:けせらんぱさらん捜索隊長 ◇E5DXTL365g(代理投稿)
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62 :けせらんぱさらん捜索隊長 ◇E5DXTL365g(代理投稿):2006/08/11(金) 22:21:34 ID:TL+No2S00
第18話 『イヤホンの向こう側】
私は、メル友から教えてもらった「スカイプ」と言うものをよくやっています。
そのスカイプで知り合った、同じ歳の女性がいました。
はじめはチャットしかしていませんでしたが、ひょんなことで
「電話もしてみよーか」ってことになりました。
そして、相手からかかってきた電話を取り、話を始めました。
そして、
「げぇっ、虫が出た!」
と言った瞬間に、明らかにその子の声ではない
「アーハッハッハッ...フフフフフフ...」
と、笑い声が聞こえ始めたのです。
相手にはそれが聞こえてないようで、「アハハ、大変だね」などと言っていました。
その後も私が何かを言うたびに、後ろでコソコソと何かを話しているように
「えーっありえなくない?アハハハハ」
とか、たくさんの人の声が入っているんです。
今考えると、イヤホンマイクは耳にかけてつけてるんですから、
そんなにハッキリ聞こえるのはおかしいですよね。
怖くなった私は、いったん電話をやめようと言い、電話を切りました。
そうして再度チャットをはじめたときに、「ねぇ、今部屋に誰かいる?」と、聞いてみました。
「今?いないよー。一人だからさみしいよぅ。。」
そのときに私は、幽霊だ!と確信しました。
その後も2回ほど電話はかかってきましたが、やはり謎の声は入っていました。
その後は、彼女と連絡が取れなくなってしまいました。
イヤホンの向こう側では、何が起こっていたのか・・・今もわからないままです。
霊感のない私の、2つの霊体験のうちの1つでした。
【完】
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