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第四十話
黒くて兎跳び
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語り手:滑 ◆eI70eLnbcw
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272 :滑 ◆eI70eLnbcw :2006/07/23(日) 02:07:50 ID:P8CTEyj+0
第四十話「黒くて兎跳び」1/2
これが私が中学生の時の実話です。
深夜、私はレンタルビデオを返すため自転車に乗っていました。
その途中に、とある大きな寺があるのですが、
私はその時、寺の塀沿いを歩いている男の人を見かけたんです。
で、通り過ぎざま、なんとなくその男を見てたんですが、
ふと違和感があって、立ち止まってよく観察してみたんです。
すると…その男の後ろには、なんと
兎跳びで ピョン ピョン 飛び跳ねながら 男を追う 真っ黒い影が !!!
274 :滑 ◆eI70eLnbcw :2006/07/23(日) 02:09:13 ID:P8CTEyj+0
2/2
…そんな話を友人にすると、大抵友人は「ははは、こやつめ」とか言いながら脇腹を突いてきます。
本当に見たのに。でも、しょうがないか。嘘臭すぎるもんなぁ。
そんな思いで、私はこの体験をいつしか一つの笑い話にしていました。
そしてある日、私はふと母親にこの笑い話を披露してみたのです。が…
「え、あんたもなの?」
笑うかと思った母は、心底驚いた様子で私を問い詰めてきたのです。
そして、母親は語りました。
私が見た物を、はるか昔に父親(自称霊能力あり)も見ていたことを。
そして、憑かれていたと思わしき知人が、自殺したということも。
「お父さんが言うには、疫病神の一種らしいんだけどね…」
…とまぁ、そんな訳でこれが私の唯一の「見た」霊体験でございます。
皆様方も、お気をつけくださいね。
格好で判断してはいけないのは、どうやら人だけではないようですから…。
【完】
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