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フッ・・・

第十六話

桜の木の下で

語り手:HAKEN ◆La7T0a3W1o

174 :HAKEN ◆La7T0a3W1o :2006/07/23(日) 00:24:41 ID:/4T0QX0q0
これはある雑誌に掲載された話です
ある親子の桜の木下でのたった一枚の写真についてのことです

それには本来その場に存在し得ないものが写されていたのです
適当な言葉に当てはめるといわゆる心霊写真というものでしょうか
両脇を桜が覆い少し斜面のきつい階段の途中での撮影がでした
階段を登りきるとそこには赤く桜よりも大きい鳥居があります
霊はそこを目指して孤独に自らを供養するために階段を進んでいたのでしょう
そこで運悪く写真を撮影をしその写真には霊が写りこんでしまいました
本来なら親子の記念となるべきものが・・・
写真は残念というよりは不気味なものに変貌しました

しかしそれだけで話は終わりませんでした
写真に写された霊は子の体に重なるように写っていたのではなく
溶け込みまるでその体の一部のように写っていたのです
このようなことは知るはずも無く親は単に写真を供養することにしました
その矢先子は高熱を出して倒れこんでしまいました
理由はわかりません・・・証言者である子はもういないのですから

【完】


フッ・・・