Re: 秀吉に取り立てられた 青木氏
青木研究員 [副管理人] 2005/06/19 (日) 07:15
タイトルの中で2ケ所ちがっていると思われる所がありますので、参考のために記述します。
美濃の国の安八郡の青木村は藤原流青木氏となっていますが、この土地は当初、皇族賜姓の青木氏が守護地として赴任したところです。その後、ある戦略的理由で清和源氏嫡流の源の頼光が国司として赴任したところです。そして、この青木氏は清和源氏の頼光の子孫が跡目に入り同化しました。よってここは皇族賜姓族の青木氏のルーツとなります。
AAAの青木氏は藤原秀郷流青木氏であることはこのルーツが元は武蔵の国の足立郡に住まいしていたことが判明し、信州の小県郡にも青木村があり、足立郡の移住によることがわかりましたので藤原秀郷流青木氏である事が確認しています。
藤原利仁流青木氏はちがっています。
利仁流は分行流の進藤氏の分派です。分行流には進藤氏と長谷川氏の流れですが、この進藤氏は余りにも大きい派閥のために藤原利仁から分派したものです。
したがって、この流れには青木氏は原則はありません。
青木氏は兼行流におこります。長沼氏と長嶋氏とともに。
利仁流青木氏というのは戦国時代の搾取偏纂の疑問が大きく残りますが、秀郷一門の進藤氏と利仁流進藤氏が陸奥の奪回の時為に同族を固める為に秀郷流は北陸に地盤を固めていた利仁流と史実として血縁していますので、この時に青木氏も血縁して「家紋掟」により利仁流青木氏が出来たとする説が有力です。
嵯峨期の詔にて青木の氏名の使用は真人族、朝臣族、特別に宿禰族以外之ものが使用を禁止しています。
直接の利仁流青木氏は秀郷流青木氏の様に「朝廷の許し」を得た史実は有りませんので、分流したものが正しいと考えられます。
しかし、青木氏と姻戚関係があるというのは藤原秀郷流では。