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  [No.968] 品川さんの代理投稿
     投稿者:福管理人   投稿日:2014/05/17(Sat) 18:30:25

雑談掲示板から移行



苗字と家紋について
品川です
2014/05/17 14:46 - パソコン
  突然おじゃまして申し訳ありません
苗字が違い失礼かとおもいますがお許しください。
ルーツ掲示板への投稿ができなかったもので度々 申し訳ありません。

苗字と家紋について気になりわかる範囲で教えていただけますととても嬉しくおもいます。

私は品川と申しますが 家の家紋は 五三の桐 です
品川の五三の桐紋となると 旗本とでてきます 家系図はみせてもらってはいないのですが
庶民でも 旗本と同じ苗字 同じ家紋を使用できるのでしょうか?

親は北海道生まれ 私の祖父は 青森生まれと聞いておりますが もし旗本となると 今川氏系の品川氏となってますが 何か関係あるのでしょうか?

今 現在 わかってるのは これだけです。これだけではわからないとおもいますが わかる範囲で宜しくお願いします 。


  [No.969] Re:品川さんの代理投稿
     投稿者:福管理人   投稿日:2014/05/17(Sat) 20:22:12

「雑談掲示板」に投稿がありましたので、こちらに移しました。


> 私は品川と申しますが 家の家紋は 五三の桐 です
> 品川の五三の桐紋となると 旗本とでてきます 家系図はみせてもらってはいないのですが
> 庶民でも 旗本と同じ苗字 同じ家紋を使用できるのでしょうか?
>
> 親は北海道生まれ 私の祖父は 青森生まれと聞いておりますが もし旗本となると 今川氏系の品川氏となってますが 何か関係あるのでしょうか?
>

品川さん 今日は。はじめまして。 
ようこそ、青木氏サイトにお越し頂きました。
これからもよろしくお付き合いください。

さて、「青木氏」ですので、「品川姓」の事は良く判りません。
折角お尋ね頂きましたので、判る範囲でお答えします。

先ず、情報は「家紋」と「旗本」とご祖父は「青森」云う事ですが、明治初期前でなくてはルーツは判りませんので、情報は2つと成ります。
何れの情報にしても「5代前位のご先祖」の「情報」が必要です。

”何故か”と云いますと、「庶民の9割」は、「苗字」を持っていませんでした。
そこで、「明治維新の政府」は、「明治3年の苗字令」と「8年の督促令」を出して、「9割の国民(平民)」に苗字を強引に持たせました。
この時、この「9割の平民」は”周囲の武士の苗字”を使って、一夜の内に苗字を持ちました。
「維新政府」は、強引に指導したのです。
郡全体が一夜で同じ苗字に成った事が各地で起こりました。
そして、その時に、「家紋」も「系譜」も周囲の地主などの苗字や家紋等を真似たのです。

さて、その「家紋」ですが、「五三の桐紋」は、実は、この家紋は「天皇家の式紋」と云うもので、「権威紋」と云うものです。
「藤原氏」などで、その中でも”特別な家筋”が使う事を許可されました。
ところが、豊臣秀吉が、家柄が無い為に、強引に家柄を作る為に、朝廷に経済的な圧力を掛けて、この「式紋の使用」を許されたのです。
ところが、今度は、秀吉は、この「五三の桐紋」を変紋して「五七の桐紋」(天皇家権威紋)を作って、”勲功のあった「特別な大名」(黒田氏 前田氏等)” に、この「五七の桐紋」の「秀吉権威紋」として使用を許したのです。
更に、ところが、この大名は、今度はその勲功のあった家臣にも使用を「副紋」として許したのです。

ところが、更に更に、上記した様に、明治期には、この「五七の家紋」を一般の庶民も使う様に成ったのです。
明治後、その内に、「五七の桐紋」なのに、「五三の桐紋」も勝手に使う様に成ってしまって、「平民の6割」は、この「2つの桐紋」を使う事に成ってしまったのです。

当然に、お家がこの家紋とすると、藤原氏か豊臣氏か前田氏かの末裔に成りますが、ところが、「副紋」ですので、これらの「特別の氏」は、先祖からの「代々の家紋」を持っています。
ですから、もう一つ「主紋」を持っている事に成ります。

さて、お家は「主紋」をお持ちですか。無ければ、「明治期の9割の平民」と成ります。
更に、明治維新の戸籍簿に「武士」か「平民」かが書かれています。
何処から来たかも書いています。先ずはお調べください。

次ぎに、お家が「武士」であれば、お寺に、ご先祖の「5代前のご先祖の名前」以上が「曼荼羅」に書かれています。
無ければ、「明治期の平民」と成ります。この事もお調べください。

「旗本」と云うのであれば、「宗派」は、「浄土真宗」である筈です。
違っていれば、「明治期の姓」です。お調べください。

明治期に、上記の様な事が起こりました。
この時に、「9割」の多くは、「家柄」をよく見せる為に、「搾取偏纂」しました。
いろいろな「偽の系譜」などや「書類の贋作」を「寺や神社」などに金品を払って作って貰ったのです。
「系譜」などはその典型的な贋作です。
贋作ですと、矛盾が出てきます。
江戸期前は寺が「特定の氏」のその家のルーツを管理していたのですが、”「菩提寺」”がなく”「過去帳」”も無いのに、”「系譜」がある”と云う現象です。
作れない矛盾です。
「3つの宗派」以外はこの管理をしていなかったのですが、違う宗派なのに系譜があると云う現象です。
典型的なものは、”「系譜」があって、「過去帳」が無い”と云う矛盾です。
「特定の氏」でもないのに、”「系譜」がある”と云う矛盾です。
そもそも。「下級武士」では、”「系譜」を作ると云う概念”そのものが無かったのです。
ルーツを管理して行く事の「莫大な経済力」も無かったのに”「系譜」がある”と云う矛盾です。
「系譜」を作った人が居る筈ですが、その人は「歴史家」でしたか。
「系譜」があるのに「家の情報」が判らないと云う矛盾です。

従って、「品川姓」は上記の事で直ぐに判りますよ。

「今川氏」の事も、明治期の家柄の搾取を目的としている可能性があります。
何故ならば、「今川氏」は、宗派は「密教浄土宗」です。
顕教の浄土宗(普通の浄土宗)ではありません。
違っていれば、「明治期の平民」である事に成ります。

兎に角、幕末の先祖の住んでいた地域をお調べください。
もし、青森や北海道であれば、9割の「明治期の平民」である事に成ります。
判らなければ、武士では無かった事を意味します。家臣としての証拠があるので。

そこで、「今川氏」は、そもそも根こそぎ滅亡しています。
掃討作戦で根こそぎ掃討されてしまいましたから、「今川氏の品川氏」である可能性は低い事に成ります。

仮に、逃げ延びたとしても、その氏が江戸末期までは「静岡付近」であった筈です。
昔は、「国抜け」と云って、他の国に住所を移すと云う事を勝手にすると、「一族斬罪の打ち首」です。
他国に逃げれば、見知らぬ者(無宿者)として、許可書が無い為に捕まってしまいます。
逃げたとしても「山奥」です。到底「武士」に成る事等できません。先ず、その前に生きられません。
逃げ延びたとすると、「山奥の農民」であった筈で、「徳川氏の旗本」と云う事は絶対にあり得ません。
そもそも、もし、「旗本」であった場合は、「五三の桐紋」は使えません。
徳川幕府(松平氏)が、類似家紋の使用を一切禁じて厳罰にしたのです。一族の者でも罰したのです。
江戸幕府はこれを認めませんでしたし、況して、勝手な「五三の桐紋」の使用は、嵯峨期より「禁令」ですから捕まります。
認めないと云う事は、「俸禄」をもらえない事を意味しますから生きて行けません。
「特定の氏」しか使えないのに矛盾しています。
先ず、周囲の者が認める事はありませんね。捕まります。
使えたとのですから、明治期と云う事に成りますし、「主紋」も無い様ですから、明治期と成ります。

昔は、封建社会で、”「氏家制度」”ですから、現在と違い、主家も一族も使っていない家紋を自分の家だけが勝手に禁令の「五三の桐紋」を使ったとする事等できません。
出来たする事は、禁令が解けた明治期だと云う事に成ります。
周囲との関係を断ち切って生きて行くことはできませんでした。
これは農民も同じです。「流れ者」は、江戸以外は受け入れませんでした。
北海道や青森となると、更に矛盾していますね。

そもそも、「家紋」以外に情報が無い事は、1割の中に無かった事を意味していますね。

当時の「9割の平民」には、江戸期以前には、上級武士以外に、「ルーツの概念」そのものが無かったのです。
税を対象とするために用いる「人別帳」しかなかったのです。
依って、「系統性」がなかったのです。

以上の事を覆すのには、そもそも、”情報が無い”と云う事そのものから考えると、無理がある様に観られます。
ルーツを持つ「武士」であれば、現在でも本家筋では、何らかのものを持ち得ているものです。

兎も角も、上記の事を確認してください。

平民は、「墓の概念」も無く、「路傍の石」の「砂岩」を「河原」に積み上げたものであったのです。
今の様な墓は、平民の場合は、明治期からなのです。

恐らくは、ルーツの持たない”「明治期の平民」の搾取偏纂と贋作”である可能性が高い事を物語っています。

明治期の中ごろに、”「五七の桐紋」”であるのに、”「五三の桐紋」”に取り変えた可能性が高いとおもいます。
”「五三の桐紋」にした為に、「偽の系譜」を恣意的に無理に作った”と観る方が正しいと思います。

兎も角も、以上の事を調べてください。
以上ですが、何か、ご質問ありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。