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  [No.581] 我が家に関してです。
     投稿者:新潟市の青木   投稿日:2009/07/05(Sun) 02:39:45

おじゃまします。
自分の祖先に関して、まったくの無知ではいかんと思いたびたびこちらで勉強をさせていただいております。

我が家は、浄土真宗で、家紋は丸に梅鉢です。ご近所にも青木さんがおられますが、お寺も異なり関係は不明です。
お寺は、我が家の先祖と、長谷川家、佐藤家、竹田家が共同で建てた比較的新しいもので、過去帳など参考になるものはありません。
これらのことから第3の青木さんかと思うのですが、お寺の檀家などの情報では、明治以前から青木を名乗り刀を帯びていたそうです。

今後、郷土史などから調査を続けようと思いますが、新潟は、11の藩とその飛び地、6つの天領、6つの他県の飛び地がこまごまと入り乱れていました。
たびたび戦場となるうえ、治水工事が常に行われ、港を中心に河川を利用した水運も行われていたようですので、農民以外は出入りも多そうです。
これらから、藤原氏が越後に赴任した際ついてきた可能性を含め、先祖が新潟に定住した時期などは今のところ不明です。

長々と書いてしまいましたが、家紋以外知らないのといっしょです。
以前、書き込みのあった”りょうちゃん”さんの家系にたどり着ければ良いと思うのですが、新潟(越後)に先祖(青木さん)が定住した時期など、ご存知でしたら教えてください。


  [No.582] Re:我が家に関してです。
     投稿者:福管理人   投稿日:2009/07/05(Sun) 19:39:07

新潟の青木さん 今日は。
始めまして。

サイトのレポートをお読み頂いているとの事ですが、これからも楽しんでお読みください。

さて、新潟です。越後国は立てに長いので色々と歴史的変化のあったところですね。
ここは藤原秀郷一門ではなくて、藤原利仁一門の国ですね。
この利仁一門とは藤原秀郷流進藤氏が大きく関わりました。
「藤原秀郷主要5氏と家紋の研究」で詳しくレポートしています。
まだ、お読みで無い場合はここを先にお読みください。
実はこの越後の出羽との国境と信濃の国境には青木氏が定住しています。

信濃側では足利氏系青木氏が青木村を形成して定住しています。
出羽側では藤原秀郷流青木氏が小さいですが定住しています。
お家のご先祖が江戸中期以前に何処にお住まいであったのかが問題に成ります。

出羽側では藤原秀郷一門と阿多倍一門(平族京平家)との争いで、この地域は後に奪われましたので青木氏は少ないのです。
出羽陸奥は藤原秀郷一門の鎮守府将軍としての赴任地ですので秋田側には青木氏が定住しています。
この一部が移動したものと考えられます。

信濃側では国府に皇族賜姓青木氏、北にこの一族と武田氏との血縁族足利系青木氏が村を形成しています。南には駿河の藤原秀郷流青木氏が定住しています。
諏訪地方には諏訪族青木氏が定住しています。

この越後には利仁流一門が居ましたので浄土宗寺はあります。
仮に出羽側と信濃側の青木氏とすると、何故浄土真宗なのかの疑問が出ます。

信濃側での浄土真宗の青木氏は全くありません。
秀郷一門は赴任地の事情で浄土真宗に仮入信しました。しかし、浄土宗に戻しているの大方です。

年代としては960−1185年と成ります。

明治以降では移動が自由になりましたので、これで移動していますが、お家は何時越後に定住したのかが大事な点です。

歴史的な史料が無いとの事ですが、先ずは浄土真宗であるとすると、明治で何れかから移動してきたとも考えられます。

武士として江戸時代前後の大名の移動としても考えられますが、もし、そうであるとすると明治はじめの戸籍簿に士分とあるか平民とあるかの確認を先ずなさられる事が「第3氏」であるかの判定に繋がります。

それで、地域性もわかります。

では、ご質問等有りましたらお便りを下さい。


  [No.583] Re:我が家に関してです。
     投稿者:新潟市の青木   投稿日:2009/07/06(Mon) 01:42:50

早速のお返事ありがとうございます。

信濃に関しては、以前から興味がありました。街道沿いに青木、青鬼、千国といった地名が集中し、最近歴史に準じた整備が進んでいるという噂も聞き、いつかは行ってみたいと思っています。

お示しくださった返信内容についてですが、私の疑問点もほぼ同じです。身分に関しては、名字帯刀を許されていたことは事実らしいです。現在の家屋などの規模から豪商、豪農とは考えにくいのですが侍意外であった可能性もゼロではないと思っています。

宗派に関しては、お寺において現在も家老として扱われている四家などの関係が無視できないと思いますので、檀家の集まりのときなどに住職も含め、檀家の古老にいろいろ聞いてみます。

さまざまなご指摘ありがとうございました。