家紋掲示板に投稿がありましたのでこちらに移します。
四方さんよりのお問い合わせは次ぎの通りです。
はじめまして。
私の家の家紋は「隅切角に隅立て四つ目」のようですが、この家紋について調べていますが
特に記載されたサイトがありません。
もしご存知でしたらこの家紋について教えていただけないでしょうか?
ちなみに所在は京都府北部地区になります。
四方さん 始めまして。
青木サイトにようこそお越しいただきました。
これからもよろしくお願いします。
さて、青木サイトですので「立て4つ目紋」の目結い文様に付いてはよく判りません。
家紋には、家紋200選と云うものが古るくから主要氏の家紋集がありましてその中には有りません。
また、日本全国の氏の家紋が7000-8000の家紋がありますが、その中にも貴方様の氏の家紋がありません。
「目結い紋」は鹿の子絞りが紋様化したもので奈良時代の古くからあります。
家紋としたのは三つ目結い紋で佐々木氏が最初に使いました。それから多くの氏がこの家紋に似た家紋を作りました。
そこで、立て4つ目目結い紋は次のような氏が使用しています
高山、幸田、馬場、千田、小島、鍋島氏等が使っています。
丸付き紋の立て四つ目目結い紋が家紋200選にはありますが、丸の変わりに隅きり角を使った家紋は家紋8000集にも有りません。
つまり、「個人家紋」としての家紋類に成ります。大きく氏を構成していない事を意味します。
地域なども当然特定できない事も意味します。
枝葉の末裔を大きく持っていないことを意味します。
そこで、先ず、それを確認するには、明治維新の戸籍簿に士分平民の判別がありますのでお調べに成る事かと思います。
もし、平民と成りますと、明治3年の苗字令と明治8年の督促令で九割近い国民が苗字を持ちました。
この時家紋の定めた事と思います。
士分と成りますと、一族が大きく子孫を残せなかった氏で比較的新しい氏と観られます。そこでお家のお寺さんに過去帳がありますのでそれを観て一番古いご先祖をお調べになり、その人が江戸末期であれば新しい氏である事に成ります。当然に家紋の経緯は無い事になり、参考する文献も無い事に成ります。
明治以前の過去帳の有無が決定付けると思います。
家紋8000に無い事からするとこの可能性が高いと見られます。
苗字も大変珍しい姓ですので。
兎も角も、戸籍と過去帳をお調べください。
その上で又、ご質問が有りましたら、本サイトをお尋ねください。
可能な範囲でご協力いたします。(その際はこの四方さん専用の欄からお尋ねください)