古川さんへの回答
副管理人さん 2007/07/02 (月) 19:58
古川さんの代理投稿です。(雑談掲示板より)
ご質問
沢瀉紋は青木氏の家紋の中にあり、青木氏からの家紋は三十三あるとなっております。全体で八千もの家紋があるという中で、青木氏から発祥している沢瀉紋の種類はその中でも三十三ということなのでしょうか。そしてその三十三ある家紋の中の一つに沢瀉紋があるという意味なのかどうか。
沢瀉紋だけにおいても、その紋様の種類は八十二あるとあります。この八十二の紋様の中で青木氏は三つの紋になる、とあります。青木氏が三つの紋ということは、ほかにも沢瀉紋を発祥させている氏姓家があり、その中で、青木氏が三つあると解釈するのでしょうか。そこのところの意味合いがよく分かりません。
お答え
先ず、青木氏は主に2つの流から出来ています。
この2つの青木氏(一部第3の青木氏含む)が男系不継承で家紋掟により変紋を余儀なくされて家紋が変わったものです。
この結果、二つをあわせると33文様と成ります。
この内の中のひとつとして「沢瀉紋」があるということです。
そして、この沢瀉紋の文様を使用している氏には、他氏のも含めて82もの文様があると云う事です。
この82もの沢瀉文様のうち3つが青木氏であると云う事です。
他は他氏です。
上記の2つの青木氏の内訳ですが、皇族賜姓青木氏と藤原秀郷流青木氏の2つに成ります。
皇族賜姓青木氏は5家5流から支流24氏に拡がっています。
この青木氏は綜紋を「笹竜胆紋」として24の家紋をもつ事に成ります。
藤原秀郷流青木氏は主要9氏、即ち、直系1氏、直流4氏、支流4氏から成り立っていまして116氏に子孫を広げています。
「下がり藤紋」を綜紋として、上記の家紋掟により116の家紋を持つ事に成ります。
これ等二つの氏は母方で藤原氏で繋がる同族と成ります。
これ等をあわせて140家紋と成ります。
この家紋を「家紋分類」すると33の文様と成ります。
日本全体で8000種の家紋となるうちの140家紋と成ります。
「文様」とは、沢瀉文様を色々と変えて出来た「家紋」が82もあるということです。
この沢瀉紋様の82の家紋が、82/8000と言う事です。
家紋は「家紋200選」というものがあり、8000のうちの主な家紋を選出したものです。
この中に、自分の家紋があると主な氏と成ります。
青木氏に関しては、この中に入る家紋が60%程度です。
御家の家紋は「丸に抱き葉沢瀉紋」ですので、沢瀉紋が主紋ですので、それに、抱き葉が追加された紋となり、更に、丸付き紋と成ったという事に成ります。
これには数多くの意味を持っています。
家紋200選には有りません。
家紋掲示板や研究室の「青木氏と血縁族(家紋)」で書きましたように、沢瀉紋を構成する氏と関連する氏であるか、どうかという興味事ですが、抱き葉と丸付きが付いていますので、関係ない氏と見られます。丸付きには二つの意味を持ちますし、抱き葉にも意味を持っています。ここではお答えは専門外ですので、間違いが起こるので別のところでお調べください。
以上が青木氏の沢瀉紋です。
青木氏に関してのご質問がありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。