Re: 理由あって先祖の事を調べています
青木研究員 さん 2006/07/29 (土) 10:30
さて、早速ですが、お尋ねの件ですがナカナカ難しいことではありますが、お答えは情報が少ないのでヒント程度になると思いますがご了解ください。
ご祖父の方は青木氏で四国の方ではないかとの事ですが、この情報を元に推測します。
青木氏は当サイトの研究室にいろいろとレポートしていますので其れを先ずお読み頂けると道が開けると思います。
お読みいただいた後に不明な点とか質問とか相談とかをやりながら切り開いてゆくことが必要と思います。
というのは、このルーツに付いては色々な時代の知識や情報とかが必要になりそれをもとに入り口を切り開くという作業が伴います。
現代の常識で考えて推測してもは絶対にわかる事は無いのがこの難しさです。
そして、ほんの一寸した事がきっかけで大きく入り口を開ける事が多いのです。ですから、現代では何の価値もない情報がルーツ解明の場合には重要なのです。私もこのことに気づくのに苦労しました。
歴史的な知識を段々と増えるに従い、アッと思い当たる事が出るのです。
ですから先ず、お調べになる際にはこの気持ちをお持ちください。
秘訣は何の価値もない一寸した事を見逃さない事です。
では、先ずにご祖父の方の故郷が四国という仮の前提に建ちます。
そして、青木氏であったということにします。
青木氏は主に二つのルーツより発祥して限られた範囲での氏です。
このことは研究室の「藤原秀郷の一族の生き方」と「皇族賜姓青木氏」関連のレポートとに詳しく書いています。
概略として
第一に皇族賜姓青木氏の5家5流24氏の青木氏があります。
この青木氏は大化改新の天智天皇より平安期の光仁天皇までの5天皇の第6位皇子より発祥しています。
上記5代の天皇の第6位皇子には天皇は氏を与えて臣下させて侍にして天皇を守る親衛隊をつくりました。
天智天皇より男系の天皇の8代目(嵯峨天皇)のところで青木氏から源氏に変名し青木氏は詔を発して皇族関係者が還俗する時にのみ名乗る事とし他に名乗ることを禁止した氏としました。
この禁令は正式には明治初期まで守られました。
室町末期頃と江戸初期頃とに少し乱れました。
ただし、特例が一度認められました。
それが、第2番目の青木氏で藤原秀郷流青木氏です。
この青木氏は主要9氏があり116氏に広がっています。
この青木氏は大化の改新の藤原の鎌足の8代目の者に当り功を立てて恩賞として貴族に取り立てられ2国(武蔵の国と下野の国)を与えられました。
この時、貴族になりましたので自ら武器を持つことが規則で出来ません。
したがって、自分の第3番目の子供の千国というものを侍にして護衛団を勤めさしました。そして、この一団に朝廷の許可を得て青木氏を与えました。
此れが藤原秀郷流青木氏です。
皇族賜姓青木氏の母方は伊勢の青木氏を除き最大勢力を誇ったこの藤原北家の藤原氏の子孫です。丁度従兄弟関係に当るによって朝廷は認めたのです。
この藤原秀郷の一族主要5氏は青木氏、永嶋氏、長沼氏、進藤氏、長谷川氏です。
この秀郷の総宗本家が朝廷の命にて24地方の守護を務めました。
この時にこの青木氏が全ての地方に護衛軍団として付き従いました。
そして、土地の豪族と血縁して青木氏の子孫を土地に遺しました。
この中で、四国には藤原秀郷一門の2つの守護地があり、阿波と讃岐です。
この二つの国にこの青木氏は同行して土地の豪族と血縁をして子孫を遺しています。
ご祖父のご先祖はこの二つのうちのどちらかの子孫と成ります。
此処で、お調べになる事は最初に、このどちらかかと云う事に成ります。
ここがスタート点です。
つまり、現代の徳島県付近か、香川県付近かです。
それには大事な2つのヒントがあります。
其れは、第一のヒントは家紋です。
家紋が判ればこのどちらかが判ります。
第二のヒントはお寺の宗派です。
このお寺が判れば、お家のルーツは更に進みます。
当時は現代の役所仕事は菩提寺のお寺が行っていました。
ですから、このどちらかの地方の宗派のお寺を見つければ詳細にルーツと家系譜が出来上がります。
先ず、この家紋を見つける調査をして下さい。
家紋は「家紋掲示板」か「青木氏と血縁族」を参照して下さい。
この二つはまだ連載途中ですが、四国に関する藤原秀郷流青木氏の家紋は既に記述しています。
このサイトにこの一族の方の投稿が幾つもあり、800年立って親族がこのサイトで出会うと言う現象が起こっています。
特に、この四国の末裔の方の出会いが多いのです。
沢山の投稿がありますので、そこのレポートもお読みください。更に解明の糸口が開けると思います。研究室のレポートのうちの「四国の青木氏」や「讃岐の青木さん」や「岡山の青木さん」や「八王子の青木さん」や「ルーツに付いて...」や「理由あって先祖の...」のところをみてください。
かなりのことが判るはずです。
既に四国も限定されて、道が開けましたよ。阿波と香川になりました。
兎も角も、今度は更にこの二つのことから調べて行きましょう。
何か、二つのことで解明に役立つような「仔細な事」が有りましたら遠慮なく必ずお便りください。必ず解明は可能ですからご相談に乗ります。
ではお便りをお待ちしています。